モノクローム、屋根一体型太陽光パネルに「シルバー」追加

モノクローム(神奈川県横須賀市)は、屋根一体型太陽光パネル「Roof-1(ルーフワン)」に「銀色(シルバー)」を追加し、9月3日から販売を開始した。建築の外観意匠により自由な表現を求める設計者・建築家の声に応えた。

 Roof-1は、モノクロームが自社開発・自社設計した単結晶シリコン太陽光パネルと、黒色ガルバリウム鋼板の屋根材を、独自技術で一体化させた建材一体型太陽光発電(BIPV)製品。屋根材としてそのまま施工でき、耐候性の高いフッ素塗膜により30年間メンテナンス不要なのが特徴。

 新色のシルバーは、ブラックと同じ単結晶シリコン太陽光パネルを採用。建築家が求める立体的な陰影表現が可能という。サイズは従来と同じ長さ1915mm×幅384mm×厚さ30mmで、1枚あたりの定格出力は75Wと、ブラックの110Wより低い。標準仕様の価格はシルバーが3万5000円、ブラックが2万7000円。

 また同社は、横須賀市のモノクローム秋谷オフィス敷地内に武田清明設計事務所とのコラボレーションによるシルバー色のRoof-1搭載住宅を建設する。Roof-1搭載枚数は99枚、出力は7.4kW、年間発電量は7400kWhの見込み。2026年春頃に竣工予定。