マクドナルド、関東・75店舗にオフサイトPPAで太陽光導入
日本マクドナルド（東京都新宿区）は、東京ガスおよび同社100％子会社の東京ガスエンジニアリングソリューションズ（TGES、東京都港区）が提供するオフサイト型PPA（電力購入契約）による太陽光発電からの電気を利用する。12月17日、包括連携協定を締結したと発表した。
同協定に基づき東京ガスとTGESは出力2.25MWのメガソーラー（大規模太陽光発電所）からの電力と環境価値を、日本マクドナルドの関東エリア75店舗に供給する。不足分は再生可能エネルギー由来の非化石証書を付与した実質再エネ電力を供給し、75店舗の実質CO2排出量ゼロを実現する。年間約1.1万tのCO2排出量削減が見込まれる。東京ガスにとって、オフサイトPPAの提供は3例目という。
これまでも日本マクドナルドと東京ガスグループは、省エネ性能に優れた専用調理機器の共同開発・導入などを通じて事業活動における資源やエネルギーの有効活用、環境負荷を低減してきた。今後も同協定に基づき、事業活動全体のCO2排出量の削減を推進するとしている。
日本マクドナルドは「2050年までに、店舗、オフィス、サプライチェーン全体でネット・ゼロ・エミッション達成」を掲げ、東北、中部、関西、九州エリアを中心に約450店舗でCO2を実質排出しない電力で店舗運営する。また、12月17日に関西エリア約130店舗に関西電力グループが提供するオフサイト型PPAによる太陽光電力を導入すると発表した。